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(日記)発送完了!

お久しぶりです!
リアがあまりにせわしなく、すっかりご無沙汰しております。
皆様はお元気でしょうか?

昨日、初めてのオフ本が発送担当ののべ様宅に届き、本日、発送完了したそうです!(〃ω〃)
心配していた表紙も大丈夫、と連絡を頂いてホッとしています←担当した
機械音痴の私がどうにかこなせたのも、一緒に悩み、相談に乗ってくれ、検索して教えてくれたのべ様、さり奈様のおかげです。
この場を借りて、もう一度感謝を!!(●´ω`●)

ありがとう〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

そして、ご注文してくださった皆様。
長い間お待たせいたしました。
近日中にはお手元に届くかと思われますので、もう暫くお待ちくださいませ。
そして、手元に届いたら…ニヨニヨ必至ですから、閲覧場所にはお気をつけください。
背後も危険です!!!そうです!あれは、ぐふふ←安定の変態

更新も中々出来ずにいますが、落ち着いたら戻ってきますので、その時は温かく迎えてくれると嬉しいです(●´ω`●)

ではまた!


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シークの花嫁③

ということで・・・


続きです。

放置しすぎてすみません・・・

もう、ゴールデンウイーク完結目指すことにします←





【ハーレクインパロ】

【陛下がシーク】

【よって捏造甚だしい】 

 

 

 



《王様も大変なのね。》

 

ユーリは夜、こっそりと抜け出した宮殿の庭で歩きながらそっと呟いた。

彼の経歴を聞いただけで、どれだけの強い意志と精神を兼ね備えた王かということはわかる。何よりも国の再興が急務だと言わんばかりに、浮いた噂一つない清廉潔白なシーク。王というだけで次から次へと女性を宛がわれるのは・・・

 

《私だったら、めんどくさくて怒るか、逃げるわね。》

 

またしても小声で呟き、溜息をつきながら笑った瞬間。

 

《夕鈴!》

 

遠い昔に聞き覚えのある声に呼ばれ、ユーリが振り向く。

 

《っ!!几鍔!なぜここに?》

《なんでってお前の方こそなんでだろ?》

《私は、シークの義弟のエイフー様の家庭教師やってるの。今回帰国中も勉強に遅れないように是非ついてきていつも通り教えて欲しいって言われて・・・。》

 

俯きながら言いよどんだユーリの頭を几鍔はくしゃくしゃっと手で撫でる。

 

《・・・よく来たな。》

《・・・ええ。そう、ね。で!几鍔は何で?》

《俺は今回のシークの成婚式で配られるスイーツの監修のために呼ばれたんだ。》

《あんたが?まっさか~、誰の推薦よ?》

《おうっ!俺の活躍知らないのか?》

《いや、知ってるけど。》

 

ユーリが揶揄うように腕を組んで目を細めて言うと、几鍔は真顔になった。

 

《わかってるよ。お前の方が舌は確かだからな。ここで会ったのも何かの縁だ。ちょうど味が決められないものがあってよ。ちょっと見てくんねぇか?》

 

几鍔は世界的にも有名なショコラティエだったユーリの父ケイの最後の弟子だった。

年もそう変わらない二人は並んでケイの教えを学んだ。

几鍔はメキメキと頭角を現し、初めてケイがのれん分けの許可を与えたとても優秀なショコラティエだった。

幼いころから厨房に出入りしていたユーリは父ケイから、神の舌を持つ娘、と呼ばれとても可愛がられていた。

 

あの日までは――――。

 

《夕鈴?・・・やっぱりまだ・・・》

 

目を細めて笑う几鍔が余りにも悲しそうで、ユーリの胸を締め付けた。

久しぶりに会った懐かしい友人にそんな悲しい顔をさせたいわけではない。

ユーリは慌てて大きく息を吸い込むと腰に手を当て、胸を張って大声で叫んだ。

 

《しょうがない!昔なじみに頼まれちゃね?》

 

ユーリがいたずらっ子の様に微笑んで几鍔とハイタッチした時だった。

 

「何者だ!」

 

驚いてユーリが振り返ると冷たい剣先がユーリの首筋にピタリと当てられた。

 

『な、なにを・・・』

「それはフランス語か?『貴様は何者だ!何故こんな深夜にこの宮殿で男と話しているのだ!』」

『わ、私は・・・』

『ユーリ、俺が話す。』

 

几鍔はユーリに剣先を突き付け睨み続ける男との間に入り込むと、そっと剣を押しのけた。

 

『キガーク殿?貴殿はこの国の規律をしっかりと理解している、と私は考えていたのだが。』

『・・・理解はしている。しかし、旧友に久しぶりに会ったのでつい昔に戻って話しかけてしまった。すまなかった。』

 

ユーリは青ざめた。

ユーリが滞在していた場所は、宮殿でも女性専用の、いわゆるハーレム、と言われる場所だった。

基本的にハーレムにいる女性は、例え一時の滞在であろうともシークの所有物扱いだ。

観光の為ですら、シークの許可なく外出することを許されてはいない。

滞在中は一人で行動することはなく、一人で夜出歩くことも禁じられている。

ましてや男性と二人きりで話すなど論外だ。

久しぶりに会った友に会えた喜びで、すっかりこの国の風習を忘れ話し込んでしまっていた。

 

几鍔は謝ったが、相手の方は尚も剣の切っ先をこちらへ向けたまま睨みつけている。

昔やんちゃをして小さな切り傷や擦り傷など日常茶飯事だった几鍔が誠心誠意謝っているのになぜいつまでも剣先を向けられなければいけないのか。

最初は刃物を突き付けられ震えていたユーリは、今や別の事で身体を震わせ始めていた。

 

『~~~~~っっ!!もう我慢できない!!』

『ユーリ!落ち着けって!』

 

ユーリを後ろ手に庇っていた几鍔を押しのけ、ユーリは几鍔と男の間に入り込んだ。

 

『うっさい几鍔!!私たちは何も悪いことしてないわ!ハーレムに滞在してはいるけど私はシークの物じゃないし、シークのこともよく知らないし、そんなことどうだっていいのよ!』

「もう少しゆっくり話せ!大体女のくせになんでそんな大声で喚き散らして睨み返すんだ!女性というのはもっとおとなしく嫋やかで儚いものだ!!」

『うるさいわね!私は強くて逞しく生きると誓っているのよ!!この国では天然記念物に指定されるくらいの女ねっ!きっと!』

 

ユーリが頭のてっぺんから湯気を出しながら一気に言い切り、鼻息も荒くふんっと腰に手を当てふんぞり返ったのを見て、先程まで威圧的に剣を向けていた男は目をまん丸くして口をあんぐりと開けたまま固まった。

 

「ホーエン、そこまでだ。」

 

そんな緊迫したところに、低く良く通る声が響き渡った。

その瞬間、ユーリは自分の意思とは関係なく、脚から崩れ落ちた。

力が入らず、危ない!そう思い目をギュッとつぶった瞬間、ふわっと重力が無くなり、温かいものに包まれた。

 

「ホーエン、私の客人に何用だ?」

 

先程まで高圧的な態度だったホーエンと呼ばれた男は剣を鞘に納めると膝をつき頭を垂れた。

 

「シーク。こちらの女性はこのような夜分にもかかわらず、慣習を犯し、男と逢瀬をしておりました。」

『ちがっ!友人と偶然再会したから話をしていただけだわ!!』

「それだけではありません!彼らは私には分からない言葉で話していました。何か悪だくみの相談だったやも知れません。もしや成婚式の食事に何か混入するのかもと・・・」

『はぁ?ばっかじゃないの?そんなことして誰が喜ぶっていうのよ!!少なくとも、私もキガークもそんなことするような人間じゃないわ!ふざけないで!!やるなら正面からやるわよ!!っんんっ!』

 

ユーリがまだ言い足りないと叫ぼうとすると、頭を抑えられ、逞しい胸に押し付けられた。

その状況に一気に怒りが霧散し正気に戻ったユーリは青ざめた。

余りに頭にきてすっかり忘れていたが、ユーリは足元から崩れ落ち地面にぶつかる寸前、影から現れた男に抱き上げられていた。

今、ユーリを抱きかかえ、頭を自身の胸に押さえつけている男。

威圧的な態度で剣を向けてきた男が目の前に傅き、この男のことを何と呼んだ?

 

――――シーク?この人がさっきのシークなの?

 

恐ろしい考えに至ったユーリはもがいてなんとか腕の中から逃げようとするも、何故かガッチリと固定され降りることすら許されない。

それでもこの人が本当にシークだとしたら、これはまずいことであることだけは確かで、ユーリは必死にもがいた。

 

なんとしてもこの腕から逃れなければ。

何故だか本能がそう叫んでいた。

それなのに・・・

 

《お願いだから、静かにしておくれ。》

 

思いがけず耳元に、そっと吐息と共に呟かれた言葉でユーリは脱力してしまった。

 

「彼女は私の客人だ。そして、キガークは素晴らしい職人だ。彼以上の者を提供できる人間は世界中どこを探してもいない。大体、キガークの作ったスイーツを出すと言っているのはコウジュだとお前も知っているだろう。」

「ですが、彼らは!」

「ホーエン?」

 

シークが一言名を呼ぶと、彼は途端青ざめ震えだし顔を伏せた。

これ以上はないぞと言わんばかりの冷たい声が、まだ熱を持ったままの夜風をも凍らせる。

 

「わかったら下がれ。」

「シーク!」

「下がれ!!」

 

顔を胸に押し付けられたままだから見ることは出来ない。出来ないけれどもその冷たく威厳のある声色、身体から溢れる怒気がダイレクトに抱かれたままのユーリに伝わってきてユーリは身体を震わせた。

 

「ホーエン?」

「・・・御意。」

 

悔しさをにじませた声で、ホーエンと呼ばれる男が衣擦れの音と共に立ち上がると、足音が遠ざかっていくのが分かり、ユーリはほぅっと息を吐いた。

息を吐いたとはいえ、未だシークの腕に囚われの身であることを思い出し、再び震えだす。

 

《すまない、怖い思いをさせた。》

 

それはさっきまでの冷たい怒気を含んだ声ではなく。

 

《大丈夫か?》

 

抱き上げたまま、ユーリの顔を覗き込んだその人と目が合った瞬間。

 

ポンッ!

 

ユーリの顔は真っ赤に色付き、それどころか指先まで真っ赤に染まった。

シークの容貌の噂は本当だった。

ゴトラをかぶる彼は威厳に満ちた異国の世界の住人で、目が合うだけで身体が竦んだ。

しかし、ゴトラをはずしたシークはアラブの王にしては肌の色は白く、しかしながら漆黒の髪は肌とのコントラストで一層素晴らしい彫刻の様でまた違った魅力を醸し出している。

紅く燃えるような瞳は月の光を浴びて先程とは全く違う輝き。

そして優しい声とは裏腹に酷薄な笑みを浮かべる唇はどこまでも魅力的で。

自分を抱き上げる腕の逞しさ、衣越しでもわかる胸板の厚さ。

ユーリは思わず魅入ってしまった。

 

《君は・・・ハクヨーの民か?》

 

思いがけないことを言われ、思わずユーリの身体はこわばった。

 

《ああ、心配ない。几鍔、二人で話をしたい。悪いようにはしない。》

《・・・わかりました。夕鈴、またな。》

《ええ、また、ね。》

 

名残惜しそうに、几鍔は一度自分の頭をガシガシと掻いた後、くるっと振り返り、後ろ手に手を振りながら去っていった。

 

《さて、君との話だが・・・ここはまずいので移動する。掴まっていろ。》

 

そう言うとシークはユーリを抱いたまま大股でずんずんと歩き出した。

シークに抱き上げられ揺れながら、シークがさっきから今は亡きユーリとキガークの故郷の言葉であるハクヨー語をフランス語と同じかそれ以上に流暢に話していることにユーリはやっと気が付いた。

それどころか、自分はシークに対しフランス語で挨拶したにもかかわらず、ホーエンと呼ばれた男が話したアラブ語に対しフランス語で言い返してしまったのも見られている。

おそらくアラブ語も理解できることがばれてしまっただろう。

ユーリは頭に警笛が何度も鳴り響き、まずい、まずいと思いながらも、腰が抜けてどうにもならない自分に悔しくて涙が溢れた。

途中何人か家臣と思われる人とすれ違ったが、会う人会う人みんなが目を丸くして青ざめているのが目に入る。

そんなにシークはお怒りなのかと、この先の自分の行く末を想像しては更に涙が零れた。

その間にもシークは無言でずんずんと歩き続け、扉をばんっと大きく響かせて部屋に入ると、寝台にユーリを投げた。




***************


つづく




(日記)お礼

お久しぶりです!こんばんは!


やはり年度末は忙しくて死にそうですね。

でも馬鹿みたいに忙しいと笑えてきますよね←ナチュラルハイ

そんな自分が好きです←オイッ


ところで・・・


この度は合同本に沢山のお申し込みありがとうございます!

もうね、キャンセルも出なくて、皆様のコメントが嬉しくて、舞い上がってます( *´艸`)


入稿も無事済ませ、3月31日発刊が決定いたしました。

もうしばらくお待たせしてしまいますが、よろしくお願いいたします。


とはいえ、今回の発送担当はnovello様です。

もう頭が上がりません(●´ω`●)

ありがとう!そして最後までがんばって!!←オイッ


そして、編集作業で大活躍してくださったさり奈様。

ありがとう!あのかわいらしさは私にはないわ~。

次もよろしく!!←←ダカラッ!


次があれば発送担当をかってでますとも!

誓って私がやります!!

ただ、次があるかどうかは希望的観測の上に成り立っているのでわかりません←ソレカヨッ


散々話がそれましたが・・・


つまりは皆さま本当にありがとうございます!!


ってことです。   ↑最重要事項


こうして本をいつか作ってみたいな、を形にすることができたのも、読んでくださる皆様と、一緒にやってみよう!と声を掛けてくださった友達のお陰。

この年になって、まさかネット世界でお友達ができるなんて思ってもみなかったことです。

本当にありがとう!!


みんなに感謝と、いらないかもしれないけどを!←押し付ける


本当に、みんな大好きです!

ありがとう!!