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プロフィール

まんまるこ

Author:まんまるこ
南国に住む2児の母です。
趣味は下手の横好きなソーイングとお菓子作り。
暑いのは得意だけれど寒いと途端に思考停止して固まります。

よろしくお願いします!

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(サンプル)望春遥か

(注意事項)

陛下が浮気します

本物妃設定

陛下×モブ、夕鈴×モブ

しかし、最後はハッピーエンド


サンプルとしてしばらく置いておきます。

アンケートが終了次第、下げますのでよろしくお願いしますm(_ _)m



********





その日、白陽国は祝福にあふれていた。


  狼陛下と呼ばれる今生陛下の唯一、寵愛を一身に受けると言われる正妃が無事にお子を御産みになられたのだ。

王宮では王への謁見の列が続き、王都では民の喜びの声が絶えることなく上がった。
 王をはじめ、国内の多くが喜びと祝福に満ち溢れていた。

  ただ一人、かつて、後宮の悪女と呼ばれた正妃を除いて。

  

それから数ヶ月の後、時の王の寵愛を一身に受けていたはずの正妃がひっそりと姿を消した。


「へ、、陛下・・・」

「・・・」

「んもう!黎翔さま?」

「うん、なぁに?夕鈴。」


 ここにいるのは時の王、狼陛下と揶揄される珀黎翔陛下その人と、その陛下の寵愛を一身に受ける元臨時花嫁、現正妃の夕鈴である。

 黎翔は夕鈴と共に過ごす時は、こうして普通の青年の姿を見せた。臣下には決して見せない甘い笑み、緩みきった頬。王宮にいる時に見せる威厳に満ち溢れ殺気とも思えるような雰囲気は霧散し、年相応の幸せそうな笑みを浮かべながら愛しい妃を自分色に染めるのに必死な様は微笑ましい。

 片や後宮の悪女と呼ばれたこともある元臨時花嫁、今や正妃となった少女夕鈴は、黎翔に真に愛され慈しまれたことでその花を色鮮やかに咲かせ始めていた。

 2人は見頃になった桜を手を繋ぎ見に来ていた。いつまでたっても仲睦まじい国王夫妻を侍女たちは微えましく思いながら遠くで待機している。


「あ、あの

「うん?」

「あ、あの

どうかしたの?」


 黎翔は、自分から会話を振ったにもかかわらず、中々話し出さない夕鈴と繋いだ手を引き寄せ、腕の中に囲い込む。

 「な、な、

「これなら小さな声でも聞こえるよ?」

  夕鈴の耳に唇が触れるかどうかのところで囁くように呟く。


「ち、ちょっ、違っ、離してください!!」

 愛おしすぎて引き寄せ閉じ込めた腕の中で必死に暴れ始めた妃を見て、宥めるよりも離したほうがいいらしい、と黎翔は内心ため息をつきながらもその腕を緩めた。本当はいつ何時も離したくはないし、その温もりを感じていたいのに、と思いながら。だが、さっさと腕から逃げ出した妃は、きっ、と顔を上げると真っ赤な頬で口を引き結び、拳を作って振り向いた。


「れ、黎翔様!こ、こ、こ、ふぅ。」


耳まで真っ赤に染めあげ、何度も口の中でもごもごと何かを伝えるための練習をしているらしい姿は全くもって面白く、黎翔の視線を捕らえて離さない。今にも腕の中に閉じ込めて美味しそうに色付いたそこかしこを齧ってしまいたい衝動が沸き上がる。がしかし、ここでチャチャを入れては後でどんな目にあうかわからないほど鬼気迫る妃の様子に黎翔は己の欲望を抑え込み、黙って聞くことにした。


「こ、子ができました!!」

「・・・っ!!!」

「あ、あの、子が・・・っ!」 

夕鈴が2度目を言うより早く、黎翔が繋いだ手を引き寄せぎゅーっと強く抱きしめた。


「あ、あの、黎翔様?」

「・・・夕鈴。」

「はい。」

「こんな日が来るなんて、以前の僕からは考えられないんだ。」

  夕鈴を胸の中に閉じ込めたまま、まるで独り言のように、でも噛み締めるかのように呟くと、ぎゅうっと更に夕鈴を強く抱きしめる。


「愛する人との子供がこんなに嬉しいものだとは。君が教えてくれた。」

「・・・。」

「ありがとう。夕鈴、とっても、嬉しいよ。」

「は、はいっ。」

  黎翔は強く抱きしめていた腕を緩めると夕鈴の顔を覗き込んだ。その瞳からは次々と綺麗な雫が零れ落ち、キラキラと輝いている。それを黎翔は己の唇で掬い取りながら夕鈴の顔中に優しい口付けを落とした。

 

 

「泣き止んだ?」

「はい、すみません。」

「ん~ん、嬉し涙だからいいんだよ。でしょ?」

「はい!来年はきっと三人で桜を見ましょうね!」

 そう言って笑った夕鈴の顔は今までで一番綺麗で輝いていた。

 


それから幾月――――

 日々は穏やかに過ぎているように見えた。

  懐妊してからも、夕鈴は体調と相談しながら王宮に渡っていた。さすがに悪阻の頃は部屋から一歩も出れない日もあったが、安定期に入ると元来の庶民気質からか、勤勉さからか、じっとしていることが苦痛になり、依然と同じような生活がしたいと黎翔に申し出た。運動も大事なんです!と可愛い顔で言われては黎翔に否はなく、身体と相談しながら掃除をしたり、料理をしたりと忙しく動いていた。

黎翔の休憩のときはなるべく二人で過ごした。寝る時も睦み合う事は控えても、黎翔の腕に抱きしめられて眠りについた。

 とても幸せな日々だった。

 けれど―――、ある日耳にしてしまう。

 「御寵愛が御自分一人に注がれているとお思いにならない方が宜しいですよ。」

  王宮に渡る回廊の行く先々で。彼方此方で、それはわざと囁かれることもあったし、噂話として耳に入ることもあった。

 「王の花が唯一以外にもいると聞いているが。」

「ああ、そうらしいな。なんでも妃似の女官だと言うが。」

「それなら私も聞いたぞ。なんでも夜毎伽の相手をしているらしいと。」

「随分御執心らしいな。」

「そりゃあ、妃が抱けぬと来れば仕方なかろう。元々一人だからそうなるのだ。これを期に後宮に数多の妃を迎え入れるのではないか?」

「そうかもしれぬな。」

  それを聞いた夕鈴はさすがに上手く笑うことは出来ず、青ざめたまま後宮の自室に戻った。夕鈴付きの侍女たちが心配して励ましてくれたがそれも耳には入らなかった。

 気が付いてはいた。


一緒に寝台に入り、抱きしめて眠りにつく夫が、真夜中になると抜け出していくことを。

最初は厠にでも行っているのだろうと気にしなかった。だが厠に行くにしては時間がかかりすぎている気がした。身体のどこかが悪いのだろうか?続くようなら聞いてみようと思っていた。心の隅にある、陛下には相応しくない自分に向き合わないようにしていた。どんなに頑張っても、素養も持って生まれた資質もなければ、後ろ盾も何もない自分に、いつか陛下は飽きてしまわれるかもしれない。いつか後宮には花が咲き乱れる日が来るかもしれない。

心の奥底に追いやっていたそれは日に日に大きくなり夕鈴の感情を覆い尽くしていった。


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再販アンケート

大変ご無沙汰しております。
まんまるこです♪( ´θ`)ノ

今年は猛暑に豪雨に台風と、なんだか変な天気の連続ですが、皆まさ元気に過ごされているでしょうか?
こちらは気温は例年とそんなに変わりないのですが、陽射しのきつさに目眩がしそうです。

さて、ふりーだむの本当のラストステージに沢山のお申込み、ありがとうございます!
イベント会場にて手に取ってくださった方々にも、深く感謝を!╰(*´︶`*)╯♡
また、通販申し込みの際、沢山のコメントを寄せてくださり、本当に感謝です。
3人で楽しくニヨニヨしながら全て目を通しております(〃ω〃)

その中で、私の個人誌の希望者が数人いらっしゃったのですが、残念ながら残数が足りず、お届けすることができませんでした。
が、《望春遥か》に関しまして、再販希望と仰っていただきました。
とても嬉しいのですが、あのお話は長い分やはり懐事情と相談せねばならず。
前回と同じ金額で提供するとなると、最低10冊は刷らないと難しそうなのです。
なので、大変恐縮なのですが、再販希望の方がいらっしゃいましたら、こちらのアンケートにお答えいただけたら、と思います。
8月いっぱい、アンケート期間を設けておりますので、よろしくお願いいたします。
コメント欄にメルアドを書いていていただければ、アンケートを見ての判断をご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

サンプルが現在支部に置いてあるんですが、あれ、会員限定ですよね?
うん、すっかり忘れてたんです。
なので、今日中にサンプル、こちらにあげようと思っていますのでよろしくお願いいたします。
SNSの本にした日記は非公開になっておりますのでご了承くださいませ。

それではお手数ですが、ご協力よろしくお願いいたします(^人^)

柔らかく優しく甘く サンプル → 
望春遥か サンプル → 






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