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リクSS 夢現 後編

暫くほったらかしになってしまって申し訳ないです。

ちょっと・・・うん。

さて、私、ブログ超初心者で、いろいろと習いながらやっているのですが、こないだ少しいじっていたら、拍手コメントというのを見つけまして・・・

見てみたら、日付が6月って・・・((+_+))

くれは様~(ノД`)・゜・。

いつもあちらでも優しいコメントをたくさんいただいているのにもかかわらず気が付かずにすみません~。

そして、こんな辺境ほったらかしブログにまで足を延ばしてくださってありがとうございます!!

ということで・・・←どういうこと?

続きです。

 

 

****************

 

 

ふぅ。どうしたらいいものか・・・。

 

この破壊的に可愛い夕鈴を置いて政務に戻るなどどう考えたってできそうにない。

無理においていったとしたら、どれ程泣かれ縋りついてくるか。

考えると頬は緩むが、常にはない夕鈴の態から考えるに、とんでもなく大騒ぎにもなりかねない気がする。

こうなったらこの状況を楽しんだ方がよっぽど健康的なんじゃないかと思う。

 

うん、きっと、そうだ。

 

こうなったら早くここから移動した方がいい。

あの優秀すぎる側近に見つかったら夕鈴まで悪く言われてしまう。

そしてこの可愛い夕鈴が頬を真っ赤にして涙を零し僕に助けを求めてくるに違いない。

それを想像するだけで嗜虐心を煽って身体のどことは言えないところが疼く気もするけど、そうなると理性を総動員しただけでは間に合わないかもしれないし、それだったら政務をさぼった方が良い。

想像しただけでこうだと実際そうなったら絶対にヤバいことは確実だ。

 

未だ僕の膝の上で胸に顔を埋めてうっとりとしている夕鈴を抱え上げるとあまり誰も来ない後宮の奥庭に向かった。

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

「ほら、夕鈴。ここなら誰も来ないよ。」

 

落ち着かせるようになるべく優しく言って四阿の椅子に彼女をおろして自分もすぐ隣に座った。

 

「本当ですか?」

「うん。ここは忘れられている庭だから・・・、っっ。」

 

すぐ隣に座っているだけでは物足りないとばかりに夕鈴は僕の腕を絡めとりぎゅーぎゅー抱き付いてくる。

どこと認識すると自制心が持ちそうにもない柔らかい所が腕に押し付けられ瞬時固まってしまった。

 

「ゆ、ゆーりん?」

「はい、陛下。」

 

口付けをしたくなるほど柔らかそうで美味しそうな頬を赤く染め真っ直ぐにうっとりとした瞳で見つめてくる。

 

____やばい、やばい、やばすぎる!!

 

余りにも可愛く自分にとって都合のよい彼女にどうやったら我慢できるのか。

溜息をつけば少しはこの激情も治まるかもしれないが、そんなものつこうものなら今の夕鈴なら多分、いや絶対にうるっと泣き出してしまうだろう。

いや、それもまた可愛いだろうけど。

それはそれで見てみたいものだとは思うが、そうなると自分の自制心がどこまで持つのかさっぱり予想できない。

 

____兎に角、今日は早めに夕餉を取り寝所に向かわすことにしよう!

 

____長くなると自分の自制心が負ける。

 

____絶対に負ける!

 

そう心に誓った僕は、日が傾くまでの数時間、戦場にいるよりも、狸どもの相手をするよりもずっと疲労することになる。

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

結局、夕餉を共に取る最中も僕から離れたがらない夕鈴を膝の上に乗せ、お互い食べさせ合いながら緊張の時間を過ごすことになってしまった。

と言っても、その頃にはこの状況に少しは慣れ、大分楽しんでいたのは間違いではない。

術にかかっていると言っても、常の様に直ぐに赤くなる彼女が必死になって僕に願いを口にするのはとても可愛らしく、だんだんとそれが自然になってきていた。

彼女の口から零れる言葉は愛らしく、術のせいとはいえ彼女らしく可愛らしい我儘ばかりだった。

 

____これくらいならいつだって叶えてあげられるのに・・・。

 

たったこれ位も言えないほど彼女は遠慮しているのかと寂しくもなるが、そこがまた彼女らしくて可愛いんだから、僕も相当溺れているなと苦笑してしまう。

 

物思いに耽っていると湯あみから戻ってきた夕鈴がそっと僕の手を包みこんだ。

 

「陛下。・・・、眠りましょう?」

「う、うん。もう夜も遅いし、今日はずっと四阿で過ごして疲れたでしょう?お休み、夕鈴。」

 

そう言って僕の手を包み込んでいた夕鈴の手を引き寄せ口付けを落として寝所に誘う。

抱き上げて甘い温もりを胸に染み込ませ、それからゆっくりと寝台に下ろした。

顔を近付けて額に口付けをし、真っ赤になったのを確認してから身を起こす。

 

「お休み。」

 

そう言って寝台から下りようとした時・・・。

 

クイッ。

 

袖が引っ張られる感覚があった。

振り返ると顔を赤らめた彼女が僕の袖を一生懸命握りしめて目を閉じている。

 

「ど、どうしたの?夕鈴?」

「あ、あの、その・・・。」

「ん?」

「ひ、一人で眠るのは寂しいです・・・。あの、眠るまで、側にいて・・・?」

 

心臓が爆発するかと思った。

なんだこの破壊力・・・。

これはまずい・・・。

非常にまずいが意を決した夕鈴が話してくれる様子はない。

 

「だ、駄目ですか?」

 

なんてウルッと見つめられて断れるか?

いやできない。

 

「じゃあ、夕鈴が眠るまで、手を繋いでいるよ。」

「は、はい!」

 

嬉しそうに笑う彼女に僕まで破顔してしまう。

 

「今度こそ、お休み、夕鈴。」

「お休みなさいませ、陛下。」

 

そういうと彼女のきらきらとした瞳は閉じられて、ちょっと寂しくなったけど、寝顔を見守る了承を得られたのだからそれはそれで嬉しかった。

 

そうしてしばらく沈黙が流れて。

 

「あの、陛下・・・。」

「夕鈴、眠れない?やっぱり僕いない方がいいかな?」

 

中々眠らない夕鈴に不安になってしまってついしょんぼりとした態度を取ってしまう。

 

「ち、違います!あの、陛下、陛下こそお疲れなのに、私なんかの為に付きあわせてしまって悪いなって。」

「え?そんなことないよ!!・・・妃の安らぎを護るのは私の仕事だ。」

 

狼で迫れば彼女が否とは言えなくなるだろうとわざと狼で答える。

 

「あ、ありがとうございます。」

「わかったら夕鈴は寝て、ね?」

 

殊更優しく言って彼女の手を握り強く握り直した。

 

「で、では、陛下!あの、その・・・。い、・・・。」

「い?」

「い、一緒に、ね、寝ませんか?」

「へ?」

「ですから、陛下もお疲れでしょう?あの、私が眠るまででいいので。ほら、この寝台大きいですし、一緒に眠れますよ。」

「い、いや、それは、そのさすがに、ね?」

 

なんていう事を言うんだ。

それは流石に理性を保つことが難しすぎる!!

 

「い、嫌、ですか?そ、そうですよね。私なんて、ただの庶民ですもの。すみません。無茶を申しまして。陛下を疲れさせたいわけではないんです。もう今日は部屋へお戻りくださいませ。」

 

さっきまで恥ずかしそうに染まっていた頬から血色が消え、今度は青ざめている。

コロコロ変わる彼女の表情を見るのは楽しいけど、こんな悲しそうな顔をさせたいわけじゃない。

 

「わ、わかった!!うん!一緒に寝よう。ね?夕鈴が眠ったら、僕行くから。」

「は、はい!ありがとうございます!!」

 

掛け布を上げて僕が入りやすいように招いてくれる。

全く、この兎は・・・。

ここまで全幅の信頼を寄せられては手は出せないな。

 

ドキドキする心臓をどうにか抑え手を繋いぐと、彼女はほっとしたような顔をして眠りについた。

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

「ぎゃ、ぎゃ、むぐっ・・・。」

「しっ、夕鈴!叫んじゃだめだよ。わかる?」

 

朝起きてまどろみの中、背中に何か温かいものがあって心地がいいなと擦り寄った。

覚醒すると自分の目の前に誰かの腕があって、一つは首の下からのび、もう一つは腰をがっちりと捕まえていて。

訳も分からず叫ぼうとしたら口を塞がれて・・・。

 

「ぼ、僕だよ。落ち着いて?」

 

愛しい人に抱きしめられて眠っていたという事実にどう落ち着けばいいのか分からないけど、取り敢えず叫ぶことだけは踏みとどまる。

 

「夕鈴、昨日、浩大に暗示かけられたでしょう?」

 

ゆっくりと昨日の記憶をたどる。

 

「あ、はい。・・・あれ?で、陛下がいらっしゃって、ん?」

「・・・覚えてない?」

「え~っと、陛下がいらっしゃったところまでは覚えていますが・・・。その後、って、え?」

「はぁ~~~~~。だよね、夕鈴だもんね。」

 

なんだか物凄く落ち込んだように見える陛下がぼそぼそと話し始めた。

 

「いや、うん。実はね・・・。」

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

「では妃よ、行ってくる。共に参りたいが、昨日の事もあるし、今日は此方で過ごしてくれ。」

「は、はい。陛下。私も寂しゅうございますが、お国の為頑張って下さい。行ってらっしゃいませ。」

 

あれから事の次第を聞き、落ち着いたところで共に朝餉を取り、いつものように夫婦演技をして陛下を見送り部屋へ戻った。

 

「おっきさっきちゃーん!!」

「っ!浩大!!もう!びっくりさせないでよ!」

「え~?オレの方がびっくりだよ?ん?」

「な、何がよ?」

「え?バレてない、とか思ってないよね?オレ、優秀な隠密だし、暗示はかけられるけど、それって自分にだけなんだよね~。」

「・・・。」

「・・・。」

 

優秀な隠密はニヤニヤと此方を伺うような目つきだ。

 

「~~~~~もう!わかったわよ!これ全部あげるから!!」

 

卓の上にあった上等な高級なお菓子を全て差し出す。

 

「話が早くて助かるね~。んじゃ、黙ってるから、暫く、ヨロシクね?」

 

ホクホク顔でお菓子を全て懐に入れ窓から飛び去っていく隠密を見て、暫くっていつまで?と震えが来た。

 

そう、本当は、暗示なんかにはかかっていなかった。

ちょっと甘えたら、陛下が嬉しそうな顔をして甘やかしてくれたから、つい欲張って調子に乗ってしまったのだ。

ただの甘い夢・・・。

 

私の本当の望み・・・。

 

 

 

***************

 

 

リクは原作寄りで夕鈴が積極的に陛下に甘える!でした!

 

翻弄される陛下が好物です( *´艸`)

 

 


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コメント

翻弄されて悶々とする陛下、私も大好物ですー(〃゚艸゚)
本物夫婦の甘々もモチロン素敵なのですが。
こういう両片思いのお二人も、切なくていいんですよねぇ。

もっと!おかわり!
さり奈様~(*´ω`*)

コメントありがとうございます!
姿を現してくれて嬉しゅうございます!!

そうそう翻弄される陛下は美味しすぎますよね!

お、おかわり?
これリクだったし~。
だいぶ昔に書いたのだったし~(*´з`)
続きだ〜(o^^o)

本当は暗示にかかってなかったなんて一人でニヤニヤしちゃいました\(//∇//)\
花愛様

そうなんです。
書きながら、本当は暗示にかかってなかったら?と考え出してそっちに。
夕鈴だってたまには甘えてみたいかな?って思ったんです(*^^*)

楽しんでいただけたようで嬉しいです〜(≧∇≦)

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