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【リレーSS】ドS陛下と野兎妃 2(追記あり)

今日は本邦初公開のお話を・・・。

 

ブログ「恋色アクアリウム」で素敵なお話を沢山書いているさり奈様に、ニアピンキリ番リク権をいただきまして。

ウハウハとリクエストしたら、何故か気が付けばリレーで書くということになりまして。

読んだ方もいらっしゃると思いますが、昨日第一話が公開されました。

 

流石のさり奈様で、その後書くのちょっとドキドキでしたが、どS陛下の内心を考え出すと胸の鼓動が激しくなったので、早速書いてしまいました。

 

二人とも他にも連載があるので、リレー連載公開はかなり不定期になると思います。

陛下の設定も女ったらしでドSとおかしいし、誰得って私得な話なんですけど。

お付き合いくださるとうれしいです(#^.^#)

 

 

第一話はこちら です。

ぽちっと飛んでくださいませ。 

 

 

(追記)

 

いつも仲良くしていただいている時盗人管理人novello様が、このリレーに絵を描いてくださいました!

 

素敵すぎる絵に悶え死にしてくださいませ→☆ぽちっと

 

 

 

【原作寄り】

【陛下がドS

【捏造に次ぐ捏造】

【いずれは甘くする】←私が書くときのお約束事

 

いってらっしゃいませ!

 

 

 

 

*****************

 

 

 

白陽国王宮、王陛下私室____。

 

「陛下。先程の事はどういった主旨であのような行動に出られたかお聞かせ願えると嬉しいのですが?」

 

そこには蟀谷に青筋を浮かべ口元を歪める王側近、李順の姿があった。

 

「・・・」

「私は3倍増しの甘い演技を、とお願いした記憶があるのですが、私の思い違いでしょうか?」

「・・・、ああ。思い違いかもしれんな。」

「陛下!!何がどうしてそうなるんです?いいですか?あなたの縁談除けのための臨時妃ですよ。王宮での他の女官よりももっと、いえそれこそ通常の甘さなど大したことがないと思わせるほどの甘い夫を演じていただくと、そういうお話でしたよね?」

「そうだな。」

「ならば何故あんな態度をとるんです?」

「・・・」

「陛下!!」

「うるさいぞ、李順。」

 

いつまで話をしても煮え切らない黎翔に大声を出した李順を黎翔が低く響く声で制した。

その瞬間黎翔の纏う雰囲気が一気に狼のそれになり、李順は身を正した。

 

「・・・陛下、お考えをお聞かせ願いたいのですが。」

 

落ち着きを取り戻した李順がまっすぐに黎翔を見つめ答えを待つ。

その視線を逸らすことなく受けていた黎翔だったが、やがて諦めたようにはぁ~っと大きな溜息をつくと目を逸らして呟いた。

 

「~~~~~~だ。」

「は?よく聞こえませんが。」

「だから、~~~~~~~だ。」

「はぁ?もう少しはっきり仰ってください。」

「だから!あれは可愛すぎるんだ!!」

「・・・はぁ?」

 

心底意味が分からないという顔をして頭を横に垂れて呆けている李順に黎翔は馬車馬のように興奮して話し出した。

 

「李順、見たか?彼女の反応を!!」

「はぁ。」

「市井では私は狼陛下、女性子供老人にも容赦がないと恐れられている、そうだな?」

「ええ、その通りです。市井では私の策が良い具合にはまってうまい具合に風評が流れております。」

「そうだろう。なのに・・・だ。」

 

そこまで話すと黎翔は宙を見つめて記憶を辿った。

その記憶を思い起こすだけで今日一日とても気分良く過ごせたのだ。

 

「陛下、顔がたるんでおります。今すぐこちらの世界へお戻りください。」

「お前も大概だな。」

「思い出してにやけている変態に言われても痛くも痒くも御座いません。」

「まぁいい。兎に角だ。彼女のあの態度・・・ぞくぞくする。」

 

李順は聞き間違いかと思い、目を瞠り、殊更集中して黎翔の話の先に耳を傾ける。

 

「見たか?私が妃嬪の位の房を与えよと言った時の彼女の顔を。」

 

そう言われ、李順も思い出そうと記憶を辿る。

謁見の場では黎翔に手を捻りあげられ、罵声を浴び、物凄く悔しそうな顔をしていたような気がする。

只の一庶民にもかかわらず王陛下を睨みつける所業を後できつく注意しておいたが、李順にとっては面倒くさい少女だというだけの印象だ。

 

「・・・彼女の顔がどうか?」

 

やっと返ってきた言葉が自分の想像していたものと違い、黎翔はあからさまに肩を落とした。

 

「やっぱり李順にはわかんないんだ。」

 

急に子犬化した黎翔に李順も苦笑いを浮かべる。

 

「まぁ、仕方ない。彼女の良さは私だけが知っていればよいのだ。」

「ちっとも知りたくは御座いませんが念のためお聞かせ願えますか?」

 

李順が聞く耳を持っていることに気を良くした黎翔は嬉々として話し出した。

 

「あの娘、全身震わせていたにもかかわらず、私を睨み上げてきたぞ。」

「ええ、本当に失礼な小娘で・・・」

「違う!!青ざめて震えているのにだ!瞳に涙をいっぱい溜めて、その様で市井で狼陛下と揶揄される私を睨んだんだ!」

「・・・」

「あの悔しそうな顔。零れそうな涙。憤慨して紅く染まった頬・・・。」

「・・・」

 

うっとりとした顔で再びその時の記憶に溺れ始めた黎翔に李順は呆れ顔だ。

彼がどSなのは知っていた。

知ってはいたが、まさかこれほどとは・・・。

早いうちに手を打った方がいいのか・・・?

 

李順が眉を引き結び思考に沈んでいる間にも黎翔のどS視点からの夕鈴批評が続いていた。

 

「だから、僕、行ってくるね!」

「は?どこにですか?」

「夕鈴のところだよ。」

「行ってどうなさるので?」

3倍増しの甘い夫婦を演じるに決まっているだろう。」

「ちょっ。陛下!陛下~~~!!」

 

李順の声は闇夜に吸い込まれた。

 

 

 

 

 

**************

 

 

 

 

 

「お妃様、陛下がいらっしゃいました。」

「へ?なんで?」

「妃よ、今戻った。何か不便はなかったか?」

 

妃嬪として与えられた房に入るなり黎翔はその綺麗すぎる顔に色気たっぷりの笑みを浮かべ夕鈴に近づいた。

 

「い、いえ。あの、皆様に良くしていただいて。」

「そうか。それは安心した。」

 

そう言うと黎翔は夕鈴の腰をさらいぎゅうっと抱きしめた。

 

「皆もこれに良く仕えているようだな。我が唯一の妃に迎えた最愛の少女だ。皆よろしく頼む。」

 

夕鈴付きになった侍女たちにも甘い声色で鮮やかな笑みを送ることも忘れない。

黎翔から直接声を掛けられた侍女たちは頬を染め顔を伏せ拱手して壁際に下がる。

 

「こんな場所で寂しくはなかったか?」

「・・・は、い。さ、寂しゅうござい・・・ました?」

 

疑問形で答えた夕鈴に黎翔は吹き出しそうになるのを堪えプルプルと震えた。

それをお怒りになっていると捉えた夕鈴は蒼白になった。

 

黎翔と謁見が済んだ後、李順に連れられ仕事の詳しい内容を聞かされた。

 

王陛下の寵妃として過ごすこと。

通常の数倍甘い夫婦演技をすること。

兎に角陛下の演技の邪魔はせず、なんでも甘受すること。

 

改めて聞くととんでもない要求をされていて、これがお給金が破格な理由だったかと肩をガックシと落とした。

しかも陛下の隠している一面を見られたからには協力してもらう。

しないのなら一族郎党・・・、わかりますね?なんて眼鏡を光らせながら言われたら是以外に選択肢はなかった。

 

兎に角怒らせたら可愛い弟にまで咎が行く可能性がある。

 

「・・・陛下?」

 

夕鈴が恐る恐るそーっと覗き込むと黎翔は年相応の青年の様に笑っていた。

その表情に心臓がぎゅうっと鷲掴みにされたように感じた夕鈴であったが、目が合った瞬間その表情は消え、顔には酷薄な笑み____。

 

「ああ、手首に痕が。すまない、やっと君を娶れた嬉しさで強く握ってしまって。」

 

そう言うと黎翔は夕鈴の手をスッと引き寄せ、袖口を捲り手首を露出させると紅くみみずばれになった痕に舌を這わせ、何度も舐め上げた。

 

「っ!!やっ!」

 

顔を紅くして手を引こうとした夕鈴をもう片方の手で逃げられないように抱き寄せると耳元に囁く。

 

「演技、だよ。夕鈴?」

「・・・」

「できる、よね?」

 

黎翔はそう言うと震える夕鈴の傷口に再び舌を這わせ、舐め上げ、何度も唇を触れさせては吸い上げた。

その間、視線は夕鈴をまっすぐ見つめたままで、侍女たちはその光景にほうっと見とれていた。

 

唯一、夕鈴だけが、狼に睨まれた兎ってこんな気分なのかしら?とこれから己の身に起こる未来を思うと泣きそうな気分だった。

 

耳まで紅く染め、プルプルと震えつつも我慢し瞳に涙を湛えたまま見つめ返してくる夕鈴に、黎翔の嗜虐心がこの上なく触発されゾクゾクさせているということにも気が付かず。

 

 

 

 

***************

 

 

 

つづく

 

 

 

続きはそのうちさり奈様の御宅にて。

その際はこちらでも更新のお知らせをする予定です~(*´ω`*)

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コメント

すげっす!!さすがまんまるこ様。

加虐愛者の心理を良くご存じで。反抗的な瞳で潤んだ眼…上目づかいで見上げられたら…最っ高♡←

そんな可愛い娘さんを陥落させた時、征服心の満たされた高揚感。いいな~…陛下。←


|д゚)…代わって… ←惨殺決定
行様

わーい、SでもMでもなく、その上をいくG様釣れた〜(≧∇≦)
本誌の陛下はうるうる夕鈴に慌てるみたいだけど、あんな瞳で睨まれたら腰がゾクゾクするだけだと思うの←こっちも大概だ
どうやったら甘くなるのかさっぱりわかりませんが、ラブラブまで頑張りたいと思います(*^^*)

覗くのはいいけど、入れ替わったら…
陛下の中に入る行さん?てことは行さんの中に入った陛下にやられるのか…
間に入る夕鈴…?
ふふふ。カオスだわぁ。
お久しぶりでございます。
って、言ってもコソコソ拝読させて頂いておりました。

陛下のあまりのドSっぷりに笑ってしまいましたよ。
続きもとてもたのしみにしております😁
くみ様

お久しゅうございます(≧∇≦)
こないだ足跡でちらっとお姿を拝見いたしまして、お元気そうで何よりです。
くみ様もドS陛下がお好きですか?
クセになる陛下を目指しております。
不定期連載になりますが、楽しんでいただけたら嬉しいです〜\(^o^)/
ドSに釣られてこんばんは(^∀^)
やっぱりお二人のコラボは最強ですね~♡
まんまるこさんたらもうっ!ドSを書かせたら凄いんだから♪(´艸`*)
続きも楽しみにしてますよ~♪
長く長~く楽しませてくださいね!!
yawayawaほっぺ様

いらっしゃいませ~。
ドS陛下はゾクゾクしますよね?ね?
考えたら、春の宴で夕鈴に睨まれて喜んでいたくらいだから、本誌の陛下もSっ気はあるはず!!

続きがいつになるか定かではありませんが、皆様に楽しんで読んでもらえるお話になればいいなぁと思います(#^.^#)
コメントありがとうございます~。
くれは様

拍手コメントありがとうございます!
嬉しいです~。
Sな陛下もMな陛下も堪能できるお話になるといいなぁ。
くれは様の腹筋を破壊できる日を目指してリレーがんばります!!

しかし、こちらには保険や補償などはございませんのであしからず( *´艸`)
陛下の浮かれっぷりが何度見ても可愛い〜〜!
ドSだけど(*´艸`)
これがどう転んだら甘い二人になるのか、今のとこ全然見当つかないですね。あはっ!

とりあえず続きはまた、
氷雪吹き荒ぶドS陛下の登場かな〜( ̄▽ ̄)
このコメントは管理人のみ閲覧できます
りと様

へへ…
私得なリレーですよ(*^^*)
たしかに本誌沿いでここまでおかしな陛下は読んだことないかも…( ̄▽ ̄)
でも、ラブラブにするんだ!多分←
さり奈ちゃま

此度は無理難題リクに応えてくださりありがとうございます(*^^*)
さり奈様のお話に萌えて一晩で書き上げてしまいました\(//∇//)\
甘くとも思考はドSな陛下を楽しんでいただけましたでしょうか?

ふふふ。
つぎはドSの真骨頂となるのか!
楽しみに待機してまーす\(^o^)/
他のお話もよろしくでーす!←
こちらでは多分初めまして。AYATOです。
ドSというかツンデレな陛下が怪しくていいですね!(褒めてます)
うさぎさんの何気ない動きに今後もハアハアしながら欲情するのかと思うと先が思いやられ・・・ゲホゴホ。楽しみです。(笑顔)

今後とも己の欲望をたぎらせてハアハアする陛下をお待ちしております。
ただ、お嫁さんに痛い事はしないでください・・・!!(←懇願)
AYATO様

わーい\(^o^)/
AYATOさんも釣れた〜(≧∇≦)
残念陛下を描かせたら他に追従を許さない状況AYATOさんちの陛下に負けないくらい妄想の激しい陛下になるよう頑張りますっ!
で!いいよね?さり奈ちゃま\(//∇//)\

夕鈴はきっと痛い目にはあわないと思いますよー。
変態に翻弄はされるんだろうけども←
また遊びに来てくださいませ〜。

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