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柔らかく優しく甘く ①

こんにちは!

 

こちらもあちらからの転載になります。

 

あちらでは『YYA』と略称で読んで頂くことも多かったお話です(#^^#)

 

設定は、本誌沿い、パラレル。

もしも陛下に婚約者がいたら・・・です←

 

ああ、うちこんなんばっかりですよ。

 

でもハッピーエンドしか書けないのでご安心してくださいませ。

 

これも長いな。

確認したら41話ですってよ、奥様!!←誰?

 

転載頑張ります!

 

では行ってらっしゃいませ!

 

【本誌沿い】

【パラレル】

【陛下に婚約者】←気を付けて!

 

 

 

************ 

 

 

 

 

 

 

「黎翔様、お見送りありがとうございます。今日はお忙しいのにお会いするお時間を作っていただき、とても嬉しゅうございました。次は是非、私の琴の演奏をお聞かせしたいですわ。」

「うむ。あまり時間が取れなくて悪かった。君の琴の音を楽しみに政務に励むとしよう。」

「ふふ、それでは失礼いたしますね。」

 

花のような笑顔を向け王宮から去っていったのは、この国の大貴族ともいえる氾家の長姫であり、今や正妃候補、いやほぼ決定と言ってもいい氾紅珠であった。

 

その氾紅珠を見送った人物こそ白陽国国王陛下、珀黎翔、その人であった。

 

「紅珠様は本当に陛下の事をお慕いしているようですね。」

「・・・、見張ってなくても戻るつもりだったぞ。」

「毎回そうであれば私の苦労も減ると言うものですがね。」

「・・・。」

 

食えないセリフを口元を引きつらせながら言う側近を人睨みすると踵を返し政務室へと向かった。

 

 

 

 

*********

 

 

 

 

 

夜半過ぎ、政務室__________

 

 

「陛下、即位後のざわつきも落ち着きましたし、そろそろ御正妃様をお迎えになられてはいかがですか?」

 

今日の決済が済んだ書簡を片付けながら李順が言った。

 

「・・・紅珠を、か?」

「ええ。紅珠様は彼女が生まれた時からの許嫁ですし、付き合いもそれなりにこなしてきております。何分、辺境に飛ばされた皇子の許嫁であり続けた方です。義理を通さねば、氾家が黙っていないでしょう。」

「でも、紅珠はこっちの僕は知らないんだよ?めんどくさい。」

 

急に雰囲気をコロッと変えた陛下は机に突っ伏して口を尖らせて不満を口にする。

 

「またそんなことを。それを言われるのでしたら、どなたが来ても同じでしょう。」

「お前、もう少し優しくしろ。」

「優しくして何か私に特になることがありますか?」

「・・・。」

「睨んでも何も変わりませんよ。紅珠様を妃として迎えることは決定事項です。そうでしょう?」

「まぁ、仕方ないか。」

「紅珠様といらっしゃる時は随分とお優しい顔をなさっておりますよ。何が不満なんです?」

 

顔を少し横に逸らしながら小声でつぶやく。

 

「・・・~~~。」

「は?」

「だから~~~。」

「聞こえませんが?はっきりと仰ってください。」

「だから、紅珠にはそそられないんだ!!」

「は?」

「・・・女を感じない。あれは妹みたいな、いや、どうでもいいその辺の女たちと変わらん。」

「どうでもいいその辺の女たちとあれこれおやりになってきたのですから大丈夫なのではないですか?」

「・・・身もふたもない言い方をするな。」

「ですが、事実です。」

 

昔からずっと付き従っている側近のしれっとした物言いに言い返す事を諦めるしかない。

 

大体、その辺にいるどうでもいい女たちと関係を持ったのは一度や二度ではないのは事実で。

だからといって、特定の誰かがいたこともない。

基本的に一度寝たら堕胎薬を無理矢理にでも飲ませて放り投げてきたのだ。

生理現象を解消する手段にしかすぎず、そこには善も悪も存在せず、ただその事実があると言うだけで、何の影響のある事でもない。

 

「・・・もう少し妖艶であるとか、胸だけでもあるとかだったら他の女と同じで抱けるかもしれんが。」

「はぁ~。もう少し成長しましたらそうなりますよ。兎に角!王宮を大掃除してから彼女を御正妃様としてお迎えいたしましょう。良いですね?」

「良いも何も、もう決定事項なんだろう。好きにするが良い。」

「娶るのは貴方なんですよ。少しくらいは喜んでください。」

「それは無理だ。そこに私の意志など介在しない。それで良い。」

 

王宮の闇に住まうのに感情などは邪魔以外の何物でもない。

物にせよ、人にせよ、執着することは自分の身の破滅につながるのだ。

 

「御意。それでは、まず、王宮の大掃除の方法ですが・・・。」

 

 

 

 

 

*********

 

 

 

 

 

下町、章安区______

 

「おう!夕鈴ちゃんじゃないか!こんな朝早くからどうしたんだい?」

「おじちゃん、おはよう!今日から貴族の御屋敷で下女として働くことになったの!知ってる?あの氾家よ!」

「え?あの大貴族のかい?そりゃあ、やりがいがあるねぇ。」

「そうなの!!今までよりもお給料もいいし、私、青慎の為にも頑張るわ!」

 

急ぎ足で歩きながらも胸の前で握り拳を作り突き上げ鼻息も荒く答える。

 

「おう!行ってらっしゃい!」

「行ってきます!っ、きゃっ!」

 

急ぎ足で歩いていた上に、振り返りながら話をしていた夕鈴は何かにぶつかって尻餅をついてしまった。

 

「あ、ごめんね。大丈夫?」

 

そう言って手を差し伸べてきたのは背の高い美丈夫の男性だった。

 

「い、いえ!あの、此方こそすみませんでした。余所見をしてしまって。お怪我はありませんか?」

 

差し伸べてくれた手を無視するのもいかがなものかと思ったが、見知らぬ男性の手を取ることは憚れて、お尻に付いた埃を払いながら自分で立ち上がり頭を下げた。

 

相手の男性はキョトンと夕鈴と自分の手を交互に見つめている。

 

「いや、僕は何ともないよ。君は大丈夫?転んだけど、傷はない?」

 

無礼にも差し出した手を無視した夕鈴にも優しく微笑みかけ心配されるとなんだか恥ずかしくて居た堪れない気持ちになった。

 

「あ、はい。大丈夫です!すみませんでした!あの、私、急ぎますので!!失礼します。本当にすみませんでした。」

 

思いっきり頭を下げると目的地に向かってまた急ぎ足で、今度は駆けるというくらいの勢いで歩き出した。

この辺りで働くよりも若干お給料の良い貴族の御屋敷での勤めを逃がしたら大変である。

 

____この動悸は急いでいるからであって、あの人がかっこいいからじゃないんだから!!

 

夕鈴はなんでか自分に言い訳しながら新しい職場に向かった。

 

 

 

 

 

*********

 

 

 

 

 

「おはようございます!今日からお世話になります!汀夕鈴と申します!」

「あ、迷わず来れたかい?」

 

使用人頭の女性が振り向き迎え入れてくれる。

 

「はい!あの、私は何をすればいいのでしょう?」

「そうね、まずは掃除をしてもらって、それから・・・。貴女、確かお料理できたわよね?」

「はい!うちは母が居ないので、ずっと私が作ってきました!」

「じゃあ、大丈夫かしら?ご主人様たちの食事は料理長が作るんだけど、使用人の賄いは使用人が作っているの。料理が上手だった子がやめてしまってね。頼めるかい?」

「はい!お料理は大好きなので!ただ、お口に合うか・・・。」

「大丈夫、大丈夫!取り敢えず今日は頼むよ。食べてからまた考えるさ。」

「わかりました!」

「昼ご飯が必要なのは30人分くらいだね。それに間に合うよう自分で考えてやってくれればそれでいいよ。使用人用の台所があるからそこを使ってね。使ってもいい具材もそこにあるから、好きなように作ってちょうだい。」

「はい!飯店でも働いていたので、どうにかなると思います!」

「楽しみにしてるよ。じゃあ、まず屋敷の中の説明からするからついておいで。」

 

そう言うと使用人頭は夕鈴を従えて屋敷のあれこれを説明した。

 

 

 

 

**************** 

 

 

 

つづく

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コメント

やったぁ!これ転載始まりましたね。
夕鈴がけなげで好きなんですよ~。色々書くとネタバレになるのでやめておこう。
楽しみ楽しみ。
やった!私も待ってました(≧∇≦)
ドキドキしながら続きを待った日々が蘇ります。
たーのーしーみー!
一ヶ月ブランクあったのが嘘みたいな怒涛の更新…!←
嬉しいです。アレもコレも待ってます♪(//∇//)♪
またまんまるこさんのお話を読み漁ってた頃を思い出しながら読ませてもらいました(o^^o)
転載楽しみですヽ(*^ω^*)ノ
ますたぬ 様

またまた読んで頂けるなんて光栄です!
私もこのお話は大好きです!
甘ーい陛下が大好物です!!
ありがとうございます~(●^o^●)
さり奈 様

待ってた?
EROばっか書いてるからもう←お前だ
読んでもらえるの?嬉しいな!!

さぼりすぎましたね・・・
ブランクありすぎて、書き方を忘れてるんで、リハビリしながらがんばりまーす!!
あれもこれもってどれかしらん?←とぼける
花愛 様

読み漁ってたんですか?
ありがとうございます~(#^^#)
みんな私を木に登らせてどうしようっていうんですか?←どうもしない

転載頑張りつつ、あれもこれもがんばりま~す!

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