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恋慕~狼の憂い~

どうもこんばんは!

 

日中は殿の甘えたが大爆発で何もできないまんまるこです←

 

もう少し書けると思ったのになにもできないじゃん!

 

今日は、昨日の「恋慕」の陛下サイドを持ってきました。

 

あくまで私の主観ですから、違う!と思っても無視していただけたら幸いです(*´ω`*)

 

 

【本誌沿い】

【第87話妄想】

【本誌ネタバレ】←最重要注意事項です

【微エロ】←少しでも駄目な方はやっぱり回れ右

 

 

 

*************

 

 

「おかえりなさいませ!」

 

眉間に皺を寄せて見入っていた書物から顔を上げて、ぱぁっと咲き誇るような笑顔で僕を迎えてくれる君が好き。

 

「陛下は寒がりだから仕方ありませんね。」

 

君に触れていたくてついてしまった嘘を未だに信じて甘えさせてくれる君が好き。

 

「も、もう、いい、です・・・」

 

兎に角どこもかしこも触れていたくて構いだおす僕に、顔を真っ赤にして拒絶にならない拒絶をする様は僕の心をざわつかせる。

ともすれば顔を出しそうな自分を押さえつけ、必死に笑みを貼りつける。

 

もうあんな――――

彼女のいない色のない世界に戻ることなんて考えられない。

怖がる兎を捕らえ、真綿に包むように守り抜くと決めたから。

 

甘えるように見つめながら口付けを施す。

 

「ねぇ、ちゅっ・・・、いい?」

 

君が僕を怖がって、後宮という檻から逃げ出さないように。

 

 

 

 

 

「嫌だったらいつでもやめるから・・・」

 

それは閨の最中何度も僕が口にする言葉。

初心な夕鈴の限界を知りたくて、僕は何度も確認する。

口ではそんなことを言いつつも、本当は止められる気なんてちっともしない。

夕鈴に関しての感情は、制御できないから。

彼女の香りを、温もりを、味を知ってしまったら、自制心なんてひとかけらも残るわけもない。

それでも彼女に嫌われるのが嫌で、つい儀式的に言葉を紡いでしまう。

 

本当は・・・

 

その愛らしい唇を息ができなくなっても貪っていたい。

その白くきめ細やかな肌を舐めつくしたい。

政務も無視してナカの温もりにただ溺れていたい。

君が泣いても叫んでも、閨につなぎとめて心行くまで堪能したい。

全身くまなく僕の所有印を紅く咲き乱れさせたい。

 

けれど、そんな欲望はきっと君を怖がらせるから。

 

少しでも嫌われるのがこんなに怖いなんて、狼陛下が聞いてあきれるけれど。

 

閨での夕鈴が全身を紅く染めるのも。

涙目で僕を見つめるのも。

漏らす吐息の一つ一つも。

少しの刺激で跳ねる腰つきも。

零れる蜜の香しさも。

 

全てが僕を煽り、理性を奪おうとする。

 

毎日、知らなかった彼女が垣間見れて、僕はまた君に恋をする。

 

だから――――

 

だから気が付かないでいて。

ずるい僕に。

 

染み一つない雪景色の様に綺麗な君の心を守りたい。

 

でもその為に、僕が隠している僕に気が付かないでいて。

 

きっと君を怖がらせてしまう。

そして君を怖がらせたとしても、もう君を手放せない自分が怖いんだ。

 

だから僕は今日も窺う。

 

「大丈夫?嫌じゃない?」

 

君に嫌われるくらいなら・・・

 

君に逃げられるくらいなら・・・

 

 

 

 

 

「・・・ちょっと、外走ってくる。」

 

これくらいなんてことない。

 

悟られないように、怯えられないように。

 

だから気が付かないで。

 

後宮が、『檻』だということに・・・

 

 

 

 

***************

 

終 



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